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無理っしたー!


ただいま!引越し先で積荷を解いていたら帰宅がこんな時間に…
本当なら夕方には帰ってくるつもりが…(´・ω・`)
後はパソ回線通せば引越し完了です。今自宅はパソとベットくらいしかないっすwwww
回線繋がるギリまで更新したいんでパソは工事する日まで自分と自宅…トラック出してくれる人には迷惑かけます…!

すでに眠いんですが「更新するよ!(゜∀゜)」って言ってたのにやってないんで
頑張って続き書く…眠いけど…明日は病院だぜ…


続きからは今書いてるスタ総受け長編のスタート部分。

 


 

スタースクリームは起動を開始した。
明るくなる視界にゆっくり身体を起こすとそこには破壊大帝がいた。
驚きなんてしない。だってここはメガトロンの部屋だからだ。後姿を眺めながら今まで寝ていた寝台に伏せた。
メガトロンは振り向かなかったがモニターに映るサウンドウェーブと話している。

スタースクリームは下半身の疲れを感じつつ寝台にうつ伏せになると床にだらりと腕を下ろして指先で床を引っ掻いた。
わざと金属の指と金属の床をぶつけるとカツカツと音が鳴る。一秒に一回のペースで鳴らすとそれは音楽のようだった。
メガトロンは少し笑いながら振り向いた。モニターにはサウンドウェーブがつきっぱなしだが
サウンドウェーブもこちらをみた。サウンドウェーブにはメガトロンの室内全景が映っているだろう。
当然自分がメガトロンの寝台にごろごろとしているのもあいつには見えているのだ。

「起きたか。スタースクリーム」
「とっくの昔に」
「喜べ。今回の作戦、成功するぞ」

とても楽しそうに作戦を話す。コンボイの倒し方。地球のエネルギーの集め方。
なんでい。5回に3回は失敗するくせに。完璧に作戦が成功するなんてあったためしがない。
スタースクリームは時折、相槌を打ってメガトロンの話を聞いた。
内心思ってることを伏せて「へぇ、そりゃぁ完璧ですな」なんて言ってみる。

サウンドウェーブがメガトロンの説明に解説を加えたりもする。ふーんと唸ったりして話を聞いてるのをアピール。
話を聞きつつも指を床に打ちつけたままだ。カツカツ。カツカツ。

「……メガトロン様。こちらで機材はそろえて置く」
「うむ。頼んだぞ」
「少しスタースクリームに構ってやれ」
「む?何故だ」
「カツカツうるさい」

サウンドウェーブが普段よりも少し低音を聞かせて言うとスタースクリームは
指をカツカツならしながらもう片方の手を上げた。

「お。悪いね。ラジカセ野郎」

サウンドウェーブは黙ったままだったがメガトロンは「スタースクリーム!」ととがめるように名を呼んだ。
うつ伏せの身体を起こして寝台に座る。メガトロンのほうをむいて肩をすくませる。

「そんな怒らんでもいいでしょう。破壊大帝の名が廃りますぜ?」
「愚か者。航空参謀の名を廃らせた者の言う台詞か」

大股で近づいてくるメガトロンをみてスタースクリームは笑った。普段なら謝り倒すところだが
今のこの環境をスタースクリームは好んでいた。メガトロンは自分を叱らない。そんな確信があったから。
目の前まで来た大帝の首に手を回して唇に噛み付いた。メガトロンは少しだけ驚いたといった表情で
スタースクリームの背中にある羽に手を回し、撫でた。

「……」

サウンドウェーブは黙ったままだったがスタースクリームがメガトロン越しにモニターをみて
目元だけで笑うとサウンドウェーブは不愉快だと言った表情をした。
マスクとバイザーで表情なんて読み取れないんだが不愉快だというオーラが発せられた。

首に回した手を片方あげて左右に振る。「さいなら。早くモニター切れよ覗き陰湿野郎」の意を込めて。
サウンドウェーブもそれを読み取ったのだろう。ブツっと音がしてモニターが消える。
大型のモニターが消灯すると寝室が少しだけ暗くなった。

「まったく…お前という奴は…」
「メガトロン様…」

メガトロンの頬に自分の頬を擦り付けるとメガトロンは仕方がなさそうに
ため息を吐いてスタースクリームを寝台に押し倒した。
そう。これを待ってたんだよ。破壊大帝。足りねぇよ。あんなもんじゃ満足できない。

寝台に上がってきた破壊大帝の足に自分の両足を擦り付けるとメガトロンは笑った。

「作戦ではお前におおいに働いてもらうぞ?」
「もちろんです。私がいなければ作戦成功はありえないでしょう?」
「また調子に乗りおって…」


最近では滅多にこんなふうに甘えられない。戦争が原因だとかそんな話じゃないけどよ。
前、地球に来る前はセイバートロン星で毎日、いや毎日は言いすぎだ。だけどそれくらい。
メガトロンに触れて、撫でてもらって、あぁ。この人の近くにいるのが好きだと思った。
それが地球にきてからは回数が減るし、やたら怒るし。まぁ、セイバートロン星のエネルギー確保の為の前線で
相当神経使ってぴりぴりしてんのも理解できるんだけどよ。

サイバトロンなんか殲滅してエネルギー確保してセイバートロン星に戻ったらまたあの頃に戻れるだろうよ。
だから今は笑いながら唇を重ねてくるメガトロンで満足しておく。

 

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総10ページ(くらい)の作品の一ページ目の4分の1くらい。
まだまだ先は長い…

 

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