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音波スタ小説


明日締め切りの課題があったらしい。きいてないよ!(告知日に休んでいたようです)
明日寝坊しませんように…

明日帰宅したら小説1つか2つ。できたら2つあげたい…!

とりあえず、続きから音波スタ2の続きというかスタスク視点




音波スタ2番外編



こいつは子ども扱いしてくる。
頭を撫でて、何が楽しいのか目を擦ってくる。
カセットロンを撫でているのを見たことがあるがそんな感覚なんだろうか?
慣れた手つきが凄く気持ちが良くて抵抗する気をなくした。

仕事が忙しいようだから仕事を手伝ってやったらお礼を言われた。
まさか頭を撫でられるとは思っていなかったが心地よさに小さく声が漏れた。


「出撃時間だ」
「…」


またかよ。
いつもこうだ。
すぐに出撃時間だ。仕事の時間だ。メガトロンに呼ばれてる…

お前俺が好きなんじゃねぇのかよ?
俺はお前に付き合ってやってるんだぞ。
俺はお前のことなんて好きでもねぇし、お前は必死になるべきだ。

文句の一つでも言ってやろうかと思ったが通信機からスカイワープの声が聞こえてやめた。



*


数日後、奴の部屋で文句を漏らしてみた。
「愛がたりてねぇ」と文句を言うと「は?」と理解しがたい顔をされた。腹立つ。
ここ最近溜め込んだ文句を一気にまくし立ててみたがそれでもサウンドウェーブは動じなかった。
少しは嫌われたかもとか、焦ればいいのに。

「俺の声が聞きたくねぇのかよ」
「お前だろう?」
「あぁ?」
「お前が俺の声を聞きたかったんだろう」

思考が停止した。
まさかそんな返答がくるなんて。
俺が?俺がこいつの声を聞きたがる?
そんなことあるわけねぇだろ!馬鹿が!顔が熱い!

「ちっ・・・ちげぇよ!」
「声がでかい」

怒鳴るように言うと顔をしかめられた。
そんな顔するな!

「黙れ!」

こいつといるとペースが狂う。俺が圧迫されてるように感じる。
帰る!もうこいつとはこれっきりにしてやる!


扉に手をかけてスライドさせるように扉に入力する。
その手に手を重ねられてサウンドウェーブのことを一睨みする。

「…んだよ」
「そんな酷い顔で行くと周りにばれるぞ」

どんな顔だって言うんだよ。むかつく。
もうお前とは口ききたくもねぇ!俺のことをなんだと思ってるんだ。
こいつやっぱりからかってるんじゃねぇだろうな

「何が…」
「俺達の関係が」
「……あぁ?」
「恋人同士なんだろう」
「!!!!」


思わずサウンドウェーブのほうに顔を向ける。
アイセンサーは隠れているのにもかかわらず、見られているのがわかる。
バイザーにかくれた部分で自分を見ている。顔が熱い。
熱すぎる。何故かアイセンサーに冷却液が溜まってきた。
サウンドウェーブが頬に手をやってゆっくりと撫ぜてくる。
熱い。どんどん温度が上がる。壊れる。
内心、キスされるのではないかとスパークが壊れそうだった。


「バカやろうがぁ!」


その手を払って扉に手をのせるとスライドした。
そのまま扉を飛び出して、暫く走る。後ろから追ってくる気配はなかったが
少し距離を置いてからトランスフォームして外部に出て頭を冷やした。




「なんのようだ」
「用はない」
「用もないのに連絡するなよ」
「……」

夜中に通信機にサウンドウェーブから連絡が来た。
あの淡々とした、感情の読み取れない声が聞こえる。
それでもあのサウンドウェーブから、用もないのに、仕事でもないのに連絡が入ったことが
何故か無性に嬉しくて、仕方がないから付き合ってやろうと通信は切らなかった。




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