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ネタ



べ、別に今まで寝てたわけじゃないんだから!><

続きからちょいネタ。コンドルとスタスク。
こいつらって仲良いのか悪いのかわからんよね。

 

 

 

コンドルの得意技。盗撮。潜入。情報強奪。

 


「……俺は何もしてねーぞ」

コンドルはいつも通りどこからか自分の部屋に侵入してきた。
堂々と入ってきたところを見る限り、盗撮が目的ではなさそうだ。
じゃあメガトロンが呼び出しか?また足首掴まれて引きづられていくのか?
と、思ったがそうでもない。自室のでかいモニターで仕事をする自分のよこっちょで黙って見つめてくる。

「………なんだよ」

コンドルは喋らない。完璧に意思疎通が取れるのは主のサウンドウェーブだけだろう。
よくメガトロンの肩にとまっているところを見るとメガトロンのことも主と認めているのだろう。
しかし自分の肩にはとまらないところを見ると俺様を恐れてると見える。

もう1時間以上の間こうだ。もう放っておこう。
これ終わらせねぇとメガトロンうっせぇしな…

でかいモニターにグラフを映して比較し、その比較を微調整して行く。
丸一日こうしているが終わる気配はない。なのでエネルゴンキューブを細い長方形に伸ばして
口にくわえながら仕事をしている。ちなみにちょっと甘みのある味つけで。
グラスに何十本もさして、口内に何もなくなるとそのスティック上のエネルゴンを口に食む。


かしゃしゃっと鉄の爪先がデスクをかく音がした。
モニターから目線だけ移動させるとコンドルが数歩詰め寄ってきた。
コンドルを見たまま手を動かす。静寂の寝室に自分の仕事をする音と、時々コンドルがデスクを歩く音。

ふと思い立ってかじっていたスティックを「ん」と一言だけ声を漏らして差し出す。
手は仕事をしているので唇から突き出したスティックエネルゴンを歯で上下させると
コンドルはまたぴょんぴょんとデスクをジャンプしながら詰め寄ってきた。
コンドルは何度も首を捻って一度スティックの先をかじると味見をしたのか2度目はしっかりと銜えて放さなかった。

こっちが唇を離すとコンドルはスティックを食べやすいように何度も銜えなおして上を向くと
数度噛んでゆっくりと食べ始めた。それを見てる間手を止めるとコンドルが食べ終わった。

「うめぇだろ」

もう何も嘴には残っていないのにかしかしと嘴を動かす動作は催促だろう。
グラスよりもうひとつ抜き出すと長すぎるそれを真ん中で割って嘴まで持っていった。
待ってましたと再度食らい付くとキューブを音を立てて食べていく。

「よーし、邪魔すんなよ」

頭を指2本で撫でるとモニターに視線を戻した。

 


*

 

 


「こ、コンドル!やめろ!だっ、ぎゃあ!」

自分のスピードについてきたコンドルに静止を促すも羽を打ち抜かれ海へと落ちる。
頭から落ちていくと海上すれすれでコンドルが足を掴みそのまま空を飛んだ。

「いやだぁ!!お仕置きはやめて!ごめんなさいメガトロン様!」

その場にいない破壊大帝の名を呼んでも当然返事はない。
コンドルは楽しげに一度海上を旋回すると基地へと向かった。

「コンドル!この間っから餌やってるの俺だろうがよ!恩を仇で返す気か?あぁ!?」

返事はない。返事らしい返事なんてできないんだろうけど反応もない。

「この阿呆鳥!馬鹿!変態覗き、ぶっ」

頭一つ海に沈めたままコンドルが空を飛ぶ。
うるさいと言う意味だろうか。頭から首まで海に浸かった状態では喋れない。
両手をあわせて「すみません」のハンドサインを送るとやっとコンドルは少しだけ高度を上げた。

「ぷはっ…なんだよ…ちょっとした冗談じゃねぇか…主人に似て嫌味な鳥だぜ…」

コンドルは再度スタースクリームを海に落とし、
主から「遅い」と連絡が来るまでそのやり取りをし続けた。

 

 

 

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