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ねる!


やべー!寝る!
大根の力で勇気いっぱいだったので某マネキン事件の戸棚をあけてやる!と立ち上がって戸棚見て勇気は消えた。
夜中は無理!あそこを開ける日はいつになるやら…また友達きたときかなー(´・ω・`)


続きより実写。スタスク+音波(メガ様+ドローン)
そこまでカプ要素はないです。しかしいつもより砕けた文にしました。普段の実写は無駄にシリアスっぽくていかん。
頭の中の「あっおかえんなさい」スタスクをフル動員させて阿呆っぽい実写スタスク。と変態音波さんとものづくり大帝。
格好良い航空参謀好きな方は見ないほうが…



 

 

「まともな部下が欲しい」

そんな本音を後ろにいたサウンドウェーブが聞き逃すわけがなかった。

 

gathering


「ここにいる」
「黙れ。変態め」

スタースクリームはエネルゴンをキューブに詰め替える仕事をしていた。
仕事ともいえない、雑用だとスタースクリームは嘆く。
後ろにいる男は手伝う気はないらしいがそれを咎めても手伝う気を起こしたりなんてしないだろう。
自分の身長ほどもある大きなドラム缶にも似た鉄壁の中を覗くと中にある液体を空のキューブに詰めた。
満タンまでいれるとキューブにパルスを流して少しずつ縮小する。オールスパークと似た原理である。
中のエネルギーは凝縮されて濃くなったのを確認してそれを脇においた。

スタースクリームはぼんやりとメガトロンのいない間自分がディセプティコンの大帝として君臨していた時期を思い起こす。
今思えば幸せだった。幸せなどとディセプティコンが使うべき単語ではないが今に比べればよっぽどマシだ。
当時何千万年と長い間セイバートロン星をでて放浪し、メガトロンを探し続けた。
正直、誰にも言わなかったが自分は探したくはなかったし、見つかるはずもないと思っていた。
どうせゴミと一緒に鉄のカスとなってリサイクルにでも出されていると思っていた。

サウンドウェーブはネメシスには乗ってこなかった。
自分も乗らないつもりだったがネメシスにはブラックアウトが乗ることになっていた。
絶対見つけ出すだの、メガトロン様に栄光をだのが口癖の馬鹿を放っておくのは構わないことだったが
もし、万が一見つけた場合、それは自分の位置が大帝から引き摺り降ろす決定打になるのはわかっていた。

だから「自分は閣下の副官だ。俺も乗る」などと嘘を言ってのけたのだ。
バリケードだけが自分の顔を見て鼻で笑った上で「じゃあ俺も乗ろう」と告げられた。

馬鹿なブラックアウトと小賢しいバリケード。
うるさいチビフレンジーとでかいだけのボーンクラッシャー。他にも数体乗っていたが
どいつもこいつも自分の中での評価は「ゴミ」だった。

今思えば贅沢だったのかもしれない。

 


「今は変態と一緒か」
「…」
「何か言いたげだな。サウンドウェー…おい。誰だこれを運んだ奴は」

足元を通るドローンの群れを見る。
そこまで大きくない膝下のドローンたちは地球で見た豚に似ている。
喉を「きゅうきゅう」鳴らすのが煩いと一匹蹴ってみた。

「壊れる」
「もう一度だけ言おう?サウンドウェーブ。これを運んだのは誰だ」
「俺じゃない」
「じゃあ誰だ。サンダークラッカーか?あの馬鹿はここにはいないだろう。自発的にとでも言うのか?」

どうなんだと付け加えながらもう一体蹴る。あぁ、邪魔だ誰だこれをここにつれてきたのは。鬱陶しい。
サウンドウェーブは「しらん」ともう一度だけ言うと1体を見下ろしてケーブルを伸ばした。

すぐに捕らえられた1体は煩く喉を鳴らしたが適当な場所からコネクタを挿されると静かになった。
くったりとケーブルに全てゆだねる様に動かなくなったドローンには抵抗する術などないのだろう。

それを見ながらスタースクリームは舌打ちした。こいつのケーブルには良い思い出などひとつもない。
このスタースクリームですら入り込むケーブルを拒絶することが出来ないのにこんなドローンでは
何があったのか、何が進入したのかもわからず今は夢見心地だろう。

「…持ち主はわからないが、製造年数は昨日だ」
「…じゃ、ネメシス内の誰かが作ったんだろうな」
「…」
「俺じゃないぞ。あぁ、邪魔だ。あっちにいけ」

豚型のドローンがぞろぞろと数十体並んで右から左へ移動していく。
開かれた扉より「ぎゅーぎゅー」鳴きながら出て行くのを見つつ最後の一匹の尻を蹴った。

「あぁ、もう邪魔だ最悪だ」

スタースクリームはいらいらを隠すことなく吐き出してエネルゴンをキューブに詰め替える作業に戻った。

フレンジーがいたらあいつにやらせる。あいつがいなきゃブラックアウトにさせる。
そいつがいなきゃバリケードだ。ボーンクラッシャーにこんな細かい作業はできない。
あぁ、あぁ、最低だ。何で俺がこんなこと。こんなこと。

「サウンドウェーブ。キューブ」

エネルゴンの詰まったキューブを部屋の端において空になった手を宙へ掲げた。
既に出来上がったエネルゴンたちは後でドローンに保管庫まで持っていかせればいい。

後ろを見ずに手を差し出したまま待つとその手のひらにケーブルが「ぽん」と乗った。
暫く静止したがケーブルを5秒見つめた後に手より払い落とした。

「サウンドウェーブ。ついに耳が駄目になったか?『お手』を命じたわけじゃあない。キューブ。キューブだ」
「…」

サウンドウェーブが右の缶をみるとエネルギーが入っているのとは別のドラム缶があった。
その大きな缶の中には手のひらサイズの空キューブがごろごろしていたのをスタースクリームは知っている。
まるでドローンに命じるようにゆっくりとした口調で所々強調して奴のブレインサーキットに刻むように告げる。

再度「取れ」と命じるとケーブルで一つ掬い取りスタースクリームの手にそれを持ってきた。
スタースクリームはひったくるようにしてそれを奪うと恭しい態度で顔を傾けた。

「礼を言おう。しかしケーブルはしまえ。視界に入るだけで虫唾が走る」
「…」

遅い動作でそれを仕舞うのをスタースクリームは見てまたエネルギーが溜まっている缶へと向かった。

「危険」
「あっ?ぐっ…!」

呻きを漏らしてスタースクリームは転倒した。
足元にいた豚ドローンに気付かなかった。全て出て行ったわけではなかったのか。
転びかけたがかろうじて頭を床にぶつけるなどと言う痴態は晒さずに済んだ。
両手を床につき、膝も床についてしまったが全身を床に打ちつけるよりはまだマシな体勢である。

「この、くそドローンめ。引き裂いてやる」
「よせ」
「ドローン何かの肩を持つな。どうせ喋らない。痛みだってそんなに感じない」
「痛みはある。よせ」
「随分お優しいのだな?サウンドウェーブ。気味の悪い」

起き上がると引きちぎろうとしていたドローンを見下ろした。
首を傾げて喉を「きゅいきゅい」鳴らす。スタースクリームが殺意を持った瞳で見下ろしているのに気付かず
エネルギーの餌でもくれるのかと首を傾げて近寄ってくる。

だからそれが気に食わないのだ。
スタースクリームは無能を嫌う。
軽く蹴ると飛び上がったがすぐに擦りついてきた。

「…なんだこれは」
「蹴られるのが好きと見える」
「…サウンドウェーブ。冗談は休み休みにしてくれ。疲れる」

もう一度蹴る、今度は少し強く。
飛び上がったがやはり足に擦りついてくる豚ドローンにスタースクリームは砲撃を向けた。

「撃つのか」
「こんな変態ぞろいのネメシスは最悪だ」
「そいつはお前に似てる」
「サウンドウェーブ。この砲撃お前も欲しいのか?」

睨むようにサウンドウェーブを見るとドローンは強く足に絡んできた。


「っお、まえ…!」
「…危険」
「うぁ…!!」

スタースクリームは若干のパニックを起こした。
まとわり付かれるのは目の前の変態が1体目とすればこいつは2体目だ。
足を縺らせてスタースクリームは本日2度目の転倒となった。
しかし今回はサウンドウェーブが受け止めに来た。

「来るな!」
「…もう遅い」

スタースクリームの肩を支えようとしたがスタースクリームが暴れたせいで
そのままサウンドウェーブを下敷きにした。
正直重たかっただろう。100キロ、200キロだなんて重さじゃないのだ。数トンあるのだ。
サウンドウェーブは少し呻いたが起き上がろうとした。

「っ…だから来るなと」
「お前が暴れたせい」
「お前のケーブルは何のためにある。間抜けめ」

スタースクリームの足にはいまだにドローンがへばりついたまま。
起き上がるよりもまずは文句を言いたいスタースクリームがサウンドウェーブへ不平不満をぶちまければ
サウンドウェーブもその愚痴に準備していたように的確な返答を返した。

「お前の顔を至近距離でみるなど、気分が悪い」
「お前のせいでこうなった」
「お前がこちらに来なければよかったのだ。忠告はした」
「…」
「だいたいお前はここに何のためにいる?絡みにでもきたか」
「…」

サウンドウェーブの返答がやむとスタースクリームはすぐに追い討ちを仕掛けたが
サウンドウェーブが自分を見ていないことに気付いてその視線を追う。

「っ……!!!」
「…メガトロン様」
「か、閣下…!!」
「…随分仲が良いのだな」

メガトロンが一歩部屋に侵入してくると脇にあった作りたてのエネルゴンキューブに手を伸ばした。
口に放るとその液体を味わう。

「あっ、あの、閣下。私は」
「重い。退けスタースクリーム」
「命令するな…!」

小声で言い返し立ち上がろうとするが相変わらず空気の読めないドローンが一匹。

「こいつ、こいつのせいなのです!閣下!」

指をさし、太く短いドローンの腕を掴み引き裂けるのも構わない力で引っ張った。
苦しげに鳴いたドローンはなかなか離れない。

「何をしている。スタースクリーム」

メガトロンがそのドローンの脇腹部分に左の鉤状の腕を通すと持ち上げた。
その持ち上げ方はスタースクリームとはまったく別の、破壊の伴わない優しげなゆったりとした動きだった。

「…え…」
「…」

サウンドウェーブとスタースクリームが黙ってそれを見つめると
メガトロンはそれを小脇に抱えたままもう一つエネルゴンに手を伸ばして口に放った。
スタースクリームはブレインサーキットの未だ冷静を保てている部分が「作ったばっかりのエネルゴンを摂取しないで欲しい」と
願ったものだがそれは当然言葉にはならず、ただただ脳内で愚痴が零れるだけだった。

「メガトロン様」
「なんだ、サウンドウェーブ」
「そのドローンは?」
「暇だったので近くの鉄材を寄せ集めて作った」

オールスパークがない分随分と知能の足りないドローンになったが。と付け加えた大帝を見て
スタースクリームは暴言を吐きかけた。
暇だと?自分はこんなくだらない仕事をしているのに?これが終わった後は卵の面倒もあるのに?
近くの鉄材とはなんだ。ゴミではないだろう。ネメシス内の壁やパーツを見回ったほうが良さそうだ。
だいたいあの数を作り出すなんてどれだけ無駄にエネルギーを消費したのか。

「いつまでも倒れこんでいるな。気味の悪い奴らだ」

メガトロンが言い捨ててそのドローンを小脇に抱えたまま廊下へ向かった。
あぁ、今の目は後で折檻だな。とスタースクリームは気付いた。しかも何故かサウンドウェーブは除外で自分だけだろう。
今すぐ謝ろう。手を揉み手しながら低姿勢で謝れば、もがれる腕が2本から1本になるかもしれない。

立ち上がろうとしてその足をまた絡め取られた。
今度こそ顔を床にめり込ませるとスタースクリームは悲鳴にもにたうめき声をあげた。

「…な…」
「俺のケーブルはこのためにある」
「サウンドウェーブ…!お前はいい加減にしろ!」

先ほどの「お前のケーブルは何のためにある」と言う発言に返してきた言葉はこれか。
足に3本絡んだケーブルを右腕より起動させた砲撃で撃った。
さらに追加されるケーブルに左腕も構える。


そんなことをしているうちにメガトロンは自分の詮索範囲より完全に消えた。
あぁ、何故こうも思い通りにいかないのか。くそくそっくそ…!


馬鹿なブラックアウト。小賢しいバリケード。
うるさいチビフレンジーにでかいだけのボーンクラッシャー。

あいつらに会いたいとこんなにも願うのは初めてだった。

 

 
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ドローンって作れるの?しらん。
スコルポノックはドローンだよな。フレンジーとドクターとアリスはTFなのかな?
ラヴィッジはドローンなのか…?わからーん。勉強しなおそう。そうしよう




 

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