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door.SSとか絵とか日常とか。 大半は妄想。PAGE | 329 328 327 326 325 324 323 322 321 320 319 | ADMIN | WRITE 2009.12.25 Fri 01:35:06 (U^ω^)お?帰ってこれた!でも明日も遅くまでになりそうです・・! 会社でケーキ食べさせてもらったよ・・諦めずにケーキケーキ言っててよかったー 拍手有難う御座います!後日返信させていただきますー! 続きより即席SS、去年のクリスマスSSはスカファスタとメガスタだったので今回はM伝副指令+スタ 特別あはんな所はない。 地球には白と赤が基本色の怪人がいるらしい。 「怪人じゃないわ、サンタクロースって言うのよ」と アレクサが教えてくれたが先ほど聞いた話を組み合わせると人間には思えなかった。 真冬の晩、こっそりと民家に進入し誰にも気配を気取られることなく 部屋中を移動し、幼い者にプレゼントと称して荷を置いていくという。 不法投棄か何かかと聞けばそうではなく、不思議と「欲しいもの」を置いて 言ってくれるのだという。 それを靴下なんて小さい物にぎゅうぎゅうと押し込んでいくわけだ、欲しかった ものをわざわざそんな汚い布切れに詰めなくても良いのではないか? もし暫く洗っていなかったりしたら欲しかった物が悲惨な匂いを帯びることに なるわけだ、そうなれば嫌がらせとしか思えない。 身なりは白ヒゲの長い親父だと言うが主な進入経路が煙突だと聞いた。 そうなれば只者ではない、煙突とは酷い埃と匂いとでまともに進入できる 場所ではないのにそこを通り、誰にも気付かれずに子供の部屋まで行くのだという。 煙突の中を通ったというのに白と赤だと色が区別できるくらい綺麗なまま家の中に着地すると 言うのだから、ヒゲが胸まであるかなりの歳のいった親父の身のこなしとは思えない。 もはや人間ではない、となれば正体はトランスフォーマーなのでは。 そういえば空を飛んで移動していると言う、これで人間だったら 守るべき存在から戦友にしたいほどだ。 「サンタクロースの正体はお前か?」 「・・お前って・・・天然だろ」 「白と赤のトランスフォーマーで空を飛べるとなればお前だ」 「・・いや、な?」 珍しくデスクワークにつくサイバトロン副指令の背後にたち、サンタクロースとは お前だろうと確信をつく発言をすればジェットファイヤーはアイセンサーを細めた。 「お前、アレクサだけから聞いたのか?その話」 「いや、他の子供達からも聞いた」 「・・・お前からかわれたんじゃ」 「ではサンタはいないのか?」 「・・やー、その、いるんじゃねぇか?」 スタースクリームが顔を少し傾けてそういえばジェットファイヤーは うーん、と悩んだ素振りをする。ジェットファイヤーはスタースクリームは 子供じゃないんだし、サンタクロースの大まかな話と世間一般での正体を 明かしてしまっても良いのではないかと思ったがそのスタースクリームの声が 少しばかり残念そうに聞こえたせいで言えずに居た。夢や希望を 砕いてはいけないのがサイバトロンである。 スタースクリームは顔を傾けたまま悩んだ、謎な存在である。 「・・スタースクリームは欲しいものでもあんのか?」 「!」 「サンタがくれるかもしんねぇぜ?」 「子供だといいたいのか」 「そうじゃねぇよ、サンタってのは良い子の所に来るんだぜ?」 「・・では、メガトロンの首を」 「・・・・無茶、じゃねぇかなぁそれは」 やはりサンタクロースでも無理なのか、とスタースクリームは鼻を鳴らした。 そうだ、メガトロンは誰にも負けない存在だ、そんな謎の生命に殺されたと なれば自分は一体今まで何に使えていたのかわからなくなる。 そんな満足げなスタースクリームをジェットファイヤーは眺めてからばれないように小さく息を吐いた。 誰の目から見てもスタースクリームはメガトロンに捕らわれている、それは物理的な話ではなく精神的な意味でだ。 ジェットファイヤーはそれを何とかしたいと日ごろ考えていたが一朝一夕で なんとかなる問題でもない、だから今はこうしてサイバトロンの良さと か弱い人間達やマイクロンを助けることで正義の心を持って欲しい。 「もっと簡単に手に入るもんだ」 「・・・マイクロン達が食べられるものが欲しいな」 「へぇ?」 「エネルゴン菓子のようなものがあれば良いのだが」 「・・・じゃ俺がサンタに頼んでおいてやるよ」 「!・・貴様やはり・・」 「いやいや!俺じゃねぇよ!?」 ジェットファイヤーは手を顔の前で振ると必死で否定した、どうしてこの体格で 民家に侵入できると思っているのか理解できずにジェットファイヤーは頭を捻る。 スタースクリームは訝しい目でジェットファイヤーを見てから背中に手をやると ウイングブレードを引き抜いた。 風きり音と羽が剣の形に変わるのをジェットファイヤーはぎょっとしながら 眺めるとスタースクリームは珍しくはにかんだ。 「なら、捕まえてみるのが一番早いな」 「いや!やめろよ!他の子供達のところへいけないだろ!?」 「正体さえわかれば逃がしてやる」 「やめろって!」 夜が楽しみだ、と笑うジェットファイヤーはどうにかしてスタースクリームを 宥めようとした。まるでサンタの正体を見たいがために夜遅くまで起きている 子供を寝かしつける親のようだと自分で思った。 「って言うか、検索かければわかるんじゃないんですかねぇ」 「それは言わないでおこうぜ、副指令が頑張ってくれるみたいだしなぁ」 ステッパーとホットロッドが顔を見合わせながらそう呟く言葉は 廊下の外というスタースクリームからは遠い場所だった為、聞き逃された。 ------------------------------------- 1.ジェットファイヤーが酒を飲ませて夜までに落とす 2.どうどうと渡しに行く 3.事後にそっと枕元に・・(アーッ!) 何にせよジェットファイヤーはスタスクの唇というプレゼントを強奪していくと思います。 PR TrackbacksTRACKBACK URL : CommentsComment Form |